お疲れさまでした

パソコン教室のすぐ隣にある中華料理店、一番館さん。
本日で閉店です。
 
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思い返せば今から約11年前。
 
初めて食事させていただいたのは、いろは教室の開店準備をしていたときでした。
 
ようやく準備もひと段落して、手伝いに来てくれていた母とまだ幼かったうちの子供も一緒でした。
 
初めて入るお店なのに、どこか懐かしい雰囲気がありました。
 
ラーメンを注文した子供のために、「味が濃かったらこれを使って」と言って薄めるためのだし汁?を器に入れて出してくれました。

なんて細やかな気配りをしてくださるご主人なんだろうというのが第一印象でした。

あれから11年もたつんですね。
 
時々生徒さんから誘われて、お昼を食べに行ったりしました。
 
今風の味付けとは違う素朴で飽きのこない、どこか懐かしさを感じさせる味、また食べに来たいと思わされる味でした。

それがもう食べられないと思うと、なんとも寂しいです。

そういえば、たまに子供を連れて行った時には、こっそりジュースを出してくださったりもしましたね。


一番館さんのお店のメニュー、あれは僕が作ったものなんですよ。
 
もう皆さんの目に触れる機会もないのですけどね。


今日のお昼、受講されたマモルさんに誘われて、最後の食事に行きました。
 
狭い店内は僕たちが二人が座ったら満員。
 
そしてほかのお客さんが帰ると、次のお客さんが入ってくるといった具合で千客万来状態でした。
 
聞いた話では、昨日は行列ができていたそうです。
 

僕たちが席に着くと、ご主人が近寄っていらっしゃいました。

「昨日ご挨拶に行ったら、教室が休みだったもので…」

といって、こんなものを頂いちゃいました。

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いやいや、お世話になったのはこちらの方ですよ。


さて、何を食べようかな…
 

あまり深くも考えずに、五目ワンタンメンを注文しました。
 
最後の注文になるのだから、もう少し考えればよかったかな…とこれを書きながら思い返しています。
 
大好物の炒飯にすればよかったかなあ、とか。
 
でも、なんとなく、まだこの先も食べられるつもりで、今日食べたいと思ったものを注文しちゃったんですね、きっと。

で、やっぱり普通に美味しかったです。
 

この記事を書き上げて、外に出てみました。
 
一番館さんを覗いてみると、相変わらずお客さんで賑わっているようです。
 
みなさん、名残惜しいんですね。
 
30年という年月の重さを感じます。 
 
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長い間、本当にお疲れさまでした。

この記事へのコメント

トキちゃん
2015年11月04日 21:57
一番館さん閉店とは淋しいですね。
毎日は行かなくても、近くに食べ物屋があるだけで
安心感があるものですよね~
又何処かで営業されるのでしょうかしら?
会うは別れの初めと言いますけど・・・・・こんな時は使わないかしら?

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